女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【日本五大辨財天巡り】1社目 竹生島・竹生島神社

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竹生島神社

本来は『都久夫須麻神社』と呼ばれるものですが、どうしても竹生島神社と言ってしまいます。公式情報も竹生島神社で出てくるなど、こちらの名前の方が呼称としては浸透しているのかもしれません。ご神体が竹生島自体ということもありますが、この神社に関しては名称が時代に翻弄されている感もあります。

神仏習合時代(本地垂迹時代)には、宝厳寺と習合して、竹生島弁才天社、竹生島権現、竹生島明神と呼ばれていたおともあるそうです

ルールの変化というものは、いつの時も、どんな事柄も混乱を残すものです。ただ時が移り変わり、残されている記録に嘘が無いのであれば、そこに時代をみることができます。願わくば時の権力に真実と事実が隠蔽されていないことを期待したいものです。

話はかわり、本殿は、約450年前に豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転したもの。国宝で、本殿内部は桃山時代の優雅で煌びやかな装飾が施され、天井画60枚はのんびりと見て回るのも…

祭神は、市杵島比売命、宇賀福神、浅井比売命を三柱、八大龍王を別神としています。

個々の説明は割愛させていただくとして*1、市杵島比売命と宇賀福神は、いわゆる弁財天です。

浅井比売命は、最古の資料によれば、竹生島最初の祭神とか。弁財天が旅神的なのも小生的はロマンを感じてしまう情報です。

そして、龍神さん。八大龍王の一尊である黒龍です。黒龍を祀る黒龍堂は、黒龍伝説にまつわる神木の脇、当社へ向かう途中の宝厳寺境内にあります。

ちょっと読んでみたい…その歴史。関西に住んでいることですし。

※ 例によって例の如く写真は後で足し込みます。(写真UP後この一行は消えます)

心流紀行

仲睦まじく歩いていく兄貴分夫婦を眺めながら、パートナーと時を懐かしみながら歩いていくと宝巌寺の区画が終わります。陽の光の下に出て右手側にあるのが都久夫須麻神社本殿です。

何気に挨拶はひとりずつ。階段下で合流をして拝所へと向かっていきます。ここに関しては驚くほど短時間です。たぶん気持ちが拝所に向かっているのです。と、その前に、階段の両脇に分御霊が奉られているのでご挨拶を。

ここで日本三大辨財天社を廻ったことにもできます。とはいえ、本社に巡っていく予定は変わりませんが…

このあたりの巡り方は自由ですが、小生は、本殿から拝所へと向かい、ご朱印をお受けしつつお皿を購入します。このお皿に願いを書き込み、琵琶湖を望む鳥居に向けて投げるのですが…結構遠い。そして風がなかなかに悪戯者です。

お皿は二枚。一枚には名前を、もう一枚には願いを。見事を鳥居をくぐれば聞き入れてくれるのですが…これ二枚ともくぐる必要がある?願いは片方のみに書かれているので誰の願いかはわかりませんよね(苦笑)

小生が教えていただいた神社参拝では、本殿前で一礼、賽銭箱の前あたりで、一礼。ここには、参拝方法が掛かれたボードが置いてあるところが増えましたね。この一礼目の時に住まい年齢を名前を告げる(声に出しても出さなくても良し)。さらに一礼。この時に願いを告げて、柏手2回(男は力強く、女は柔らかに)。最後に一礼。「ありがとうございます」という流れです。

この時の説明に、何万と人が訪れる神様が、全部を把握できるわけもない。というモノがあり、妙に納得して腑に落ちました。

上手く鳥居をくぐれば、観ている人たちが一緒になって喜んでくれます。

小生の結果は…まぁ…

この龍神拝所の光景を小生は好きです。見ず知らずの人に譲り合う光景。願いを込めて投げる光景。喜びも失敗も一緒に分ち合う光景。人はこうあるべきだと感じさせてくれます。ここには妬みのない純粋な楽しみが満ちています。

日常生活の中では、名誉欲に取りつかれた老体が嘘偽りを世間に撒き散らす光景をよく目にします。不思議とそういう人たちは、水木一郎氏の書くキャラクターに似た顔になっています。周りに見つけたらお気をつけください(笑)

このお皿には『厄』と書かれています。厄を落として、願いを成就させる。

その純粋な思いのままに人は厄が払われているのかもしれません。

何度も挑戦する人もいましたが、不思議と鳥居をくぐることは一度もありませんでした。それでも周りの人は一喜一憂を共に、少し騒がしいですが素敵な時間が生まれていました。ちょっと賑やかで、お仕事をされている方からは軽く咳払いがありました(笑)

神社参拝は比較的静かな時間にあたることが多いのですが(朝に行くからですが)さすがに船で渡るので人数多い目です。盛り上がる時は、少し照れながら盛り上がります。それが良い空気とエネルギーに変換されるというか元気がわけられるのが伝わってきます。

一通りそこに集まった人たちの投皿が終わってから、再度、龍神拝所の鏡にお礼を(参拝は投げる前に)。ここに置かれている木彫りの龍は格好良いです。

拝所の時間を楽しんでから経路通りに進むと、白巳大神、招福弁財天、お守りがあります。無人でお守りを販売中。この白巳大神が宇賀福神にもなります*2

そのまま船廊下を右上に見て経路を進みます。黒龍堂がありますのでこちらも参拝を。実にこの黒龍堂、小生と同じ年です(笑)だから黒龍と縁があるのかな?…こじつけですよ。昭和45年生まれ戌年は皆縁が深いことになってしまいます(苦笑)

そして桟橋へと進んでいきます。

鳥居をくぐり、結ばれた縁に感謝することを忘れずに…振り返って一礼をします。

不思議な世界です。

宝巌寺から巡る時間の中で感じるモノと竹生島神社を巡る中で感じるモノが違います。自身の中で混沌が生まれそうな感じもありますが、どの気持ちも、どの気付きも、小生にとって明日へとつながる素敵なエネルギーを分けてくれました。

参道を下るとひとつの看板があります。宝巌寺ではなく、竹生島神社からの参拝を促す看板です(笑) 逆回りも悪くありませんよね。

(近江の旅にと続きます)

 

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*1:神社仏閣を巡れていない時に紹介を

*2:小生の調査によると…