女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【東京神田】寛永寺辯天堂(風ぶら 4)

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自身でくくりをつけたとはいえ…数時間の旅が4回も続くとは。もう少し語彙力をつけたいと嘆きたくなるものです。今宵は、不忍池の中心?に坐する辯財天に会いに行く旅になります。

※例によって例のごとく写真を掲載するとこの一行は消えます。掲載まで少しお待ちください。

不忍池辯天堂

上野恩賜公園の南端に位置する不忍池。その中央にあるのが弁天島中之島)。ここに寛永寺辯天堂があります。本尊は秘仏である八臂辯財天。音楽と芸能の神として知れるだけではなく金運上昇の利益のある女神でもあります。

辯天堂は、天海僧正により建築が進められたとされています。

と、その前に、大事になるのが寛永寺の建設とそのデザイン。

天海は、浅草寺に代わる徳川将軍家祈願所を上野の山にという考えを将軍徳川秀忠と相談したそうです。江戸城から見て鬼門の丑寅、北東の方角にあたる上野山に、方位学的な吉相を高めるために東叡山寛永寺を配置した、とか(比叡山が京の鬼門=北東の位置に置かれているのと同じ)。

これは、中世末(戦国時代)から流行していた「見立て」という手法を用い、西の天台宗の拠点・比叡山に対して東叡山という山号を決め、延暦年間に創建された延暦寺に対し、寛永年間に創建ということで寺号を寛永寺に定めます。

天海が神田神社神田明神)を、現在の湯島の地に移したのも、江戸城神田神社寛永寺が北東のラインの線上に並ぶからです(逆の南西の延長上=裏鬼門には芝・増上寺があります)。

寛永寺の境内に清水寺風の造りの清水観音堂を建立したのは、京に模してのこと。
さらに、池を琵琶湖に見立て、元々あった聖天が祀られた小さな島を竹生島に見立て、
琵琶湖に浮かぶ竹生島宝厳寺から弁財天を勧請、辯天堂を創建しました。

本尊・八臂辯才天秘仏ですが、9月に行なわれる『巳成金大祭』(みなるかねたいさい)の日のみ御開帳されています。

心流紀行

旅には不思議な縁が付きまとうことがあります。これまでの旅で小生が事前に確認するのは場所だけです。その辺に行くから、何処か寄れるところはあるかな?程度に確認をします。

いつの頃か、神社仏閣巡りは小生にとって縁結びになっています。主たる用事が存在し、その近くになるから参拝に行くという感じです。もちろん、神社仏閣に行こう!と決めて動くこともあります。その時は、先に縁が結ばれていることが多い気がします。

今回は、後調べも含めて縁が結ばれていたことを気付きます。

 

そもそも今回の旅路、①時間が空いたから②神田に泊まるから③チェックインまで時間があるから、と幾つかの偶然が重なりあってのことです。ただ神田に泊まる時には、小生は秋葉原で降りるようにしています。

ただいまお気に入りの『黄金いなり*1』を買いに行こうか少し迷っているというのも加えておきます。餅稲荷は個人的に絶品だと思います。最近は都内でも売られているところが増えているようです。小生は縁起を担ぎ、神田明神前まで買いに来たりします。

別の機会に神田明神にも触れますが、神田明神から秋葉原駅方面に向かうところに日本酒が飲める店があります。様々な日本酒をおいていて、日本酒好きにはたまらないお店です。小生がそこを訪れたときは、まだ真夏と言っていい気温の頃、飲んだ後昼間に歩くことを考えると飲めませんでした。これも神田に泊まる理由でしょうか。

 

話が逸れましたが…

2時間の散策(片道です)は色々な発見と驚きと学びがあったようです*2

そんな時間を過ごしてから辯天堂にお参りをします。本来は、寛永寺の堂すべてを回るのですが、僧侶の方がいまから巡るには時間が少々足りないかと思いますと教えてくれました。廻れるのは、そばにある大黒堂だけになります。寛永寺は次の機会に(この時は、堂を全部回ると半日程度はかかるとは知らなかったのです)と考えつつ、御朱印をお受けします。

御朱印を集める方は、作法は色々とあると思いますが、お受けする前に本尊にはご挨拶をしましょう*3

御朱印は、何と3種類もありました。置き札といわれる事前に用意されているモノ、辯天堂のモノ、寛永寺全体の辨財天印のモノです。小生は、全部いただくのですが…置き札は季節で変わることもあるので…

辿り着いた時間の割には人が多い目です。きっと観光が活発化しているせいですね。

御朱印を用意していただいている間に堂の中の前立弁財天に参拝します。なんと9月の巳の日に秘仏を会えるそうなので、日付が合っていたらと思います。今回は時期尚早だったのでしょう。この辺も縁の問題ですね。

拝殿(賽銭箱の前あたり)で挨拶をしてから出会いと巡りに感謝を述べます。この時点で一瞬動きが止まるのは、参拝方法ですね。柏手を打っている人がいません。参拝方法の板(神社には同じようなのが置いてあります)も置いていません。元々、柏手自体はしない方なので気にはなりませんが、ここは仏閣?神社?という疑問に動きが止まっただけです。ブログを始めて情報に触れるようになって、神仏習合神仏判然の令(神仏分離令)を齧ったことで此処は…と。

深く考えなくても、お寺に属しているんですけどね。

ただこの瞬間は、自分流で参拝することになりました。

参拝を終えると、賽銭箱の横に融通札というものが置かれていることに気付きます。パートナーの分を買って帰ろうかなと思うと小銭がない。ということで、両替をしてもらい、もう一度、弁財天さんに挨拶をしてから、料金を入れようとすると…3枚ほど飛び込んで?吸い込まれて?いきました。

小生はお守り関係は誰かに渡すために購入します。誰かの為ということは相手が決まっていません。その時の思い付きでお受けするのですが、余計なことを考えてお受けしたときはいつまでも手元にお守りさんはいます。

思い付きというか、誰かの声に従ったのかはおいておくとして、今回は辯天堂なので、弁財天のお導きでしょうか。お受けした3枚の札は、翌日には行くべき人の元へと旅立っていきました(笑)

そういうわけで、小生の手元には、今回お受けしたお守り以前にお受けしたお守りが滞在しております。

 

帰りはJRと決めていたので少し足取りが軽くなります。が、膝が笑っているのが止むわけもないです。それなのに、最短を進む方法と迂回する方法が示されます。すでにホテルにチェックインできる時間なので、早い方を選ぶと…階段。

折角の機会なので公園を散策することに。階段を上がっていきます。息が上がります。

のんびりとするには良い場所です。空気が軽く、さわやかな風が流れています。木々も優しく語り掛けるようにかさかさと音を立ててくれます。地図を信じてぶらりとすると音楽フェスのようなことが行われいていました。

パートナーがいれば寄るかもしれませんが、小生はBGM代わりに聞きつつ駅へと向かっていきます。当然?道行く人の多くは小生と逆側に向かっていきます。きっとこれから盛り上がっていくのでしょう。

美術館を眺めながら、無事に駅へとたどり着き…ホテルへと向かうのでした。

 

神田駅の周辺は飲食店が多くあります。どこのホテルにするかで食べる場所は変わりますが、小生の知る範囲では地下にある日本酒の店がお薦めです。バーのような様相でもありますが、深くない時間であればゆったりと飲むことができます。

仕事の関係上、金曜日に泊まることの多い小生、飲み会をされる面々は深い時間まで二件目、三件目と流れるようです、古き良き時代のエネルギーが此処には存在しています。中には意中の人を口説くエネルギーにされている人もいるようですが、真面目に説教をされている処に鉢合わせすると周りは結構困ります。でも、その相手を思っての言葉に「なるほど」と感じさせられることも…少なからずあります。

 

そういう光景を少し眺めてから、小生はホテルへと行きます。

今回のホテルは『ホテルSUI』です。価格帯でこのホテルを選択しています。ってホテルの価格は予約時期で変わるので困りますよね。早ければよいというわけでもないようです。商店街の謙遜から少し離れたところにあるこのホテルは、駅までのアクセスも良くお薦めです。ただ、値段が合わないと感じる時もありますので、その辺の判断は必要です。

 

 

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*1:店のHPのようですが神田明神鳥居横のお稲荷さんの情報だけを参考に【苦笑】

*2:1~3で紹介中ということでここでは割愛

*3:辯天堂は預けて、お詣りして、受け取るが主流のようです