竹生島について…雑学的な
竹生島の南部に、竹生島神社(都久夫須麻神社)と宝厳寺があります。弁財天が祭られているのは宝厳寺です。では、竹生島神社の神体は、竹生島そのものと言われています。そして。琵琶湖国定公園特別保護地区、国の名勝および史跡に指定されています。
北側の対岸葛籠尾崎の沿岸と竹生島との間に湖底遺跡(葛籠尾崎湖底遺跡)がある。最大で水深70mほどの湖底から、漁師の網に引っ掛かるなどして約140点もの土師器・須恵器や土器が、ほぼ原形をとどめたまま引き揚げられた。縄文時代早期から弥生時代、さらに中世まで幅広い時代に及ぶ物と考えられている。
遺跡の形成過程については…津波などで集落が水没した。船が沈んだ。祭祀として沈められた。付近の山地の山崩れにより移動した。等など諸説ある。水深や水流に阻まれて人間による潜水調査には限界があるため、ロボットによる探査が計画されている。同様の遺跡は世界でも類例がなく、沈積原因はいまなお大きな謎に包まれているそうです。
※ 例によって例の如く写真は後で足し込みます。(写真UP後この一行は消えます)
宝厳寺
竹生島へは幾つかの海上ルートがあります。港まで車で行っていると往復航路になりますが、対岸へと渡るルートも存在ます。観光の流れで判断しても面白いかもしれません。
港に着くと拝観料(800円だったと)を払って階段を上がっていきます。『祈りの階段』156段を上ると左手側に本殿・納経所があります。
本殿では、御前立*1が待っていてくれます。本尊(主祭神は大弁才天)は60年に一度にしか顔を出してくれません(次回は2037年)。
道なりに進んでいくと五重石塔、もちの木、唐門を経て船廊下を抜けていきます。
竹生島神社
船廊下を抜けて左手にあるのが竹生島神社になります。主祭神は、市杵島比売命です。弁財天と同一視される神様で、辨財天を関する神社で奉られていることが多いようです。
参拝を終えて降りてくると八大竜王拝所があります。こちらで御朱印をいただきます。小生はさくっとこちらに来ていたので、宝厳寺の社務所でそういうことを考えたことがないことを…執筆中に気付きました(泣)
拝所では『かわらけ投げ』という厄払いができます。
拝所を抜けたところ、琵琶湖の方に鳥居があります。その鳥居をくぐらせるというものですが…何気にハードル高い目です(笑)
心流紀行
フェリーによって揺られること30分ほど。デッキに出て風を感じながら島へと向かいます。途中、白い鳥がフェリーの周りを飛び回ってくれます。乗船客の持つ食べ物を狙っての行動です(笑)
辨財天を巡る旅を始める頃と前後して、小生には幾つかの始まりがありました。
ひとつはコロナによる強制乖離というヤツです。ホテル隔離をされるのですが、なかなかに不便な生活を求められます。それでもホテル生活を選んだのは、①ちょっと体験したい、②周りに菌をまくの避けたい、③購入だけで読めていない本がたくさんあるなどの理由があったからですが…色々と学ばせていただくことになりました。
もう一つは、secretという世界。こちらの世界は、小生に様々な変化をもたらしました。別にセッションを受けたわけではなく、その実践を齧ってみただけです。その後に会う人に、小生は変わった?と聞かれるようになりました(笑)
このsecretの実践は、様々なところで小生を助けてくれています。
どこかで機会があれば少しく詳しく話すとして…フェリーの移動中に小生はメモを取ります。習慣付くと様々な恩恵を齎してくれます。10の感謝というものです。きっと、始めたころに竹生島についていたら効果に気付くこともなかったかも…
何度か見ているはずの船からの光景。近付いてくる島がその存在感を強めてくれます。この島には幾つかの思い出があります。ふと、隣で微笑んでいる人をみてそんな事を思い返します。
四半世紀。色々なことを乗り越えて、この地に再び帰ってきました。
165段の『祈りの階段』。この階段に感謝すべきことは…そんなことでいいの?という答えですが、それで十分効果はあります。(※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません(笑)。
宝厳寺本殿に辿り着いたとき、がくがくと笑っている膝の疲労は…無くなりませんよ。ただ心地よい疲れに代わっています。何度か訪れていた宝厳寺ですが、辿り着いたときは息が上がっているだけで何もできない時間がありましたが、齢が重なっているのに…小生は気持ちは元気です。
宝厳寺では残念ながら大弁才天に会うことはかないません。秘仏ということで60年間隠れているそうです。小生の年齢からして、次回の時に会えたらいいなぁ~です。冗談はさておき、荘厳な雰囲気が何とも言えない心地よさがあります。船の時間はありますが慌てずに壁画に目は向けたいものです。
いまは御前立の弁財天がいます。柔らかな顔立ちが印象的です。声を聴き届けられる人もいる人もいるそうです。
辨財天は人の穢れを払い「富貴・名誉・福寿」「愛嬌縁結びの徳」「子孫」を恵む神として、「音楽・智恵・財物」の神として吉祥天とともに広く信仰された女神の代理?ですがそれはそれで厳かな空気感を身にまとっています。
水の女神でもある弁財天には、汚れを洗い流す力があるも言われています。弁財天の眷属である龍の祝詞にもそのような部分が含まれています。だからか、人々の清き心(菩提心)を守る神として信仰を集め、修行者の守り神として祭られるようになりました。
修行を助けるからこそ、芸道、商堂の守り神になったと言われています。
それは、辨財天自身が多才な能力をいかんなく発揮するために、学び修練を怠らなかったからこそ、頑張る人々が潰れてしまわないいように手助けをしてくれたのかもしれません。優しい眼差しの向こうで、見えない努力も含め、見守ってくれた結果のように感じます。
弁財天の逸話の中に、ペアで鳥居をくぐってはいけない。という話があります。真実は何処にあるのかは知りませんが、嫉妬して仲を裂くそうです。だから、挨拶が終わるまでは単独で、終わったら一緒に鳥居を抜けていく仲睦まじさを魅せることで二人を守ってくれるようになるとか…ロマンチックな逸話ですね(笑)。
※ペアは異性・同性関係ないそうです。いわゆる努力をする者を…という話から生まれたのかもしれません。
この時には、竹生島に仏閣と神社があるとは知らなかったもので…何となくの記憶で、社務所はこの先にあると思い込み、納経所には寄っていません(此処でご朱印がいただけます)。
重要文化財の五重石塔、三重塔、もちの木を眺めてから宝物殿へ。不思議なもので、どこの場所でも宝物殿のもの全てを見るわけではありません。ふと足が止まったところの物を見る。感覚の赴くままに…ただ此処には辨財天がいますので、辨財天に会いに来られた方は是非。この先にある八大竜王拝所で販売されている弁財天像の本体?が展示されています。
ここからは下り、唐門へと続く階段から眺める琵琶湖に何故かホッとしながらゆったりと下っていきます。
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