女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【奈良県】丹生川上神社 2

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※例によって写真整理が間に合っていません。写真UPでこの一行消えます。

丹生川上神社

神社の境内は3つほどのブロックに分かれています。

ひとつは本殿のあるブロック。ひとつは摂社のあるブロック。ひとつは滝のあるブロックになります。夏場は高見川ほとりでBBQをしている人も多いので、走行は少し気を付けるほうがよいかと…

心流紀行

車を入れた駐車場は敷地内になる。社務所の前を抜けていく感じに車を止める。この辺も縁があるというのか、小生の車は駐車場の一番端、社務所側になることが多い。別にそれに問題はありません。先に社務所によって朱印帳をお願いします。

それから本殿の方へと向かって鳥居を横から抜けて入りなおします。

 

鳥居の外から眺め見る拝殿は荘厳な印象よりは柔らかく「よく来たね」的な印象を受けます。こちらの参拝は、鳥居から順に並んでいるので、飛ばさない限り作法的なものに則ってすることができます。

砂利の撫でる音の耳障りの良さに心が穏やかになっていくのを感じられます。川のせせらぎと足元の音はジャズのような感じかもしれません。互いに主張しながらも、互いを引き立たせる音の奏で、それに聞き耳を立てようにも足を止めると…

 

余談になりますが、神社に敷かれている砂利は、玉砂利と呼ばれる丸い小石です。玉砂利の「玉」は、魂、霊(たま)、御霊(みたま)の意味が隠れています。「美しいもの」や「大切なもの」という意味も…

また、「砂利」は当て字で、本来「じゃり」は細かい石という意味の「さざれ」からきています。

この細石には、邪な心を持ち込ませないというまじないもあります。単純に参拝者の邪心を払うための道ということになるのでしょうか。神道をしっかりと学んだわけではないので明言はさておきますが(苦笑)邪な心の持ち主ほど神社仏閣に参拝に行くことはない、と言われているそうです。不思議なものです。

そして、何かに疲れやすい人ほど、この参道での清めをしていくそうです。自分の周りの人を見ると意外に「なるほど」となるのかもしれません。

 

拝殿へと上がると、それまでの空気とは一変して涼やかな風が流れてきます。

体に纏わりついている熱気を取り払い、拝殿へと促してくれます。背を押されるような、手を引かれるような感覚のままに足を進めると、拝殿正面から左手側に…

そこに置かれている大幣(おおぬさ)で自分を清めます。どうやら小生、砂利道だけではきちんと払ってもらえなかったのでしょうか…ってどんな邪気を持っていたことやら(苦笑)

真っ新な状態で拝殿に向かい直し、しっかりと参拝です。こちらでは、神事が入っていなければ拝殿に立ち入ることができます。拝殿の中から本殿を見上げることができますので、ご縁がありましたら、拝殿の中で、本殿への参拝を。

参拝が終われば、龍の球を購入して東側にある滝に向かっていきます。これなかなか好きです。とはいえイベントではないので…遊び心は封印で…

 

本殿の横には、丹生の真名井があります。清め水です。飲むこともできます。

小生も兄貴分もしっかりと水をすくって…兄貴分は奥様にしっかりと汲んであげて、小生は、要求されて入れるという気遣いの差を見せつけられます(苦笑)

人はこうして一つずつ学んでいく行きもなのです。

 

ご神木と戯れてから、徒歩5分程度の龍神の滝にいきます。流れの関係で龍が浮かぶのが写真によく撮られています。ここで龍の球を滝に向かって投げます。玉の底に空いている穴に願いを吹き込んで投げるのです。

そういうところに行くまでにつり橋を渡り、じゃれて揺らして、というのをどうしてもしてしまいます。それほど激しく揺れるものではありませんが、それはそれで、怖いものです。小心者の小生にとっては…です。

実際のところ、賑やかにワイワイと移動しましたが、反対岸との温度差が体感で1~2度下がっている感じがあります。橋の上で心地よい川風が体を包んだあたりから気温が下がっているような…そんな不思議を感じます。

滝に流れ込む水流が、時折、昇龍のような姿を見せてくれます。うまく写真に撮る技術が欲しい…と思いながら、旅連れが投げていく光景を眺めます。

きちんと球に願いを込めて、真摯に行う姿が格好良く見えます。

神事というのは、その存在を敬い、願い、祈ることを真っ当に行うことで成り立つものだと感じます。照れてお茶らけてする様なことではなく、真剣に取り組む姿が尊いものになり、そこに神々しさが表れるのだと気付きます。

習って、小生も球に願いを込めます。それを投げるとき…

これ…なかなか難しいものです。何よりも何処に投げることができれば、龍さんが聞き遂げてくれるのか…邪推を加えてしまうのは小生だけでしょうか(苦笑)

 

神社に戻る前に摂社の方へと行きます。

彌都波能売神が祀られています。川向いの御船山麓に鎮まり、丹生川上神社の旧社地として古くから親しみを込められて「本宮さん」と称されているそうです。

小さな神社です。でも確かな力強さがここにはあります。古き社殿には味があります。厳かな雰囲気を醸し出す空間は、来るモノを拒みそうな圧迫感を感じさせます。が、一歩敷地内に足を踏み入れた瞬間、パッと体が軽くなります。結界の類があるのかどうかは知りませんが、不思議な体験です。

車が走っていく道路に隣接しているのに、車も走って行っているのに、車の音よりも川の音が空間を包んでいきます。そこにいる時間が静かに流れていくような感覚に、息をのみます。子供が置いて行かれるのを怖がるように、慌ててパートナーを探したり。

不思議な体感。周りの動きが早く見えるような感覚に戸惑いながら、ついと手をとり、握り微笑んでくれるパートナーは「どうした?」という表情で。照れくさく「何にも」と答えるのがやっとの摩訶不思議な時間はそこで終わりを…ゆっくりと音の感覚も戻ってきます。【実際のところ回りが早くなったのか、小生が遅くなったのか、といえば多分に後者だと思います。】

 

本殿のエリアに戻り、朱印調を受け取ります。

兄貴分夫妻は三社巡り朱印をもらってこの地から離れます。

 

蕎麦屋さんが山の上の方にあるそうですが…残念なことに開店前の時間でした。

 

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