女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【日本五大辨財天巡り】4社目 江島神社 2

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江島神社 中津宮

中津宮は、もとの上之宮。仁寿3年(853)慈覚大師が創建。江戸期の元禄2年、5代将軍徳川綱吉が本殿・幣殿・拝殿の権現造りの社殿を再建しました。現在の社殿は、平成8年の全面的な改修により、元禄2年当時の朱色の鮮明な社殿に。ご祭神の市寸島比賣命は三姉妹の次女で神仏習合により弁財天女とされ、江島弁財天となります。

平成23年には幣殿、拝殿の床板を張り替えています。拝殿の格天井には四季折々の花鳥図(154枚)や彫刻が施してあり、極彩色の朱色のご社殿は見事です。

※例によって写真整理が間に合っていません。写真UPでこの一行消えます。

心流紀行

江島神社の中央に位置するとされるのが中津宮。色鮮やかな朱色が特徴的な社殿で、祭神は三姉妹の中で最も美しい女神市寸島比賣命です。多くの辨財天社で、弁財天として奉られている女神ですが、ここ江ノ島に関しては、三姉妹で江島弁天と呼ばれていることから、弁財天の一人とされています。

辺津宮から5分程度の道のりです。個人的な印象ですが、朝のこの時間帯は辺津宮で見かけた人も上がってきていないのでは?と感じます。近辺に住んでいる人ならば、毎回、全宮をまわるということもない…ということですかね(苦笑)

機会が合えば、七夕の日に行われるらしい神事「七夕祭*1」も観てみたいものです。が、人の多さに酔いそうなので…

この祭りは、牽牛社と織姫社に男女が参籠して、川の水を入れたタライに自分達の姿を写し、互いの縁を定めるという風習だそうです。三姉妹の中で子孫繁栄などのご利益を挙げられている市寸島比賣命ならではかもしれません。

この時の小生は、弁財天の朱印をいただき勝手に満足していましたが、神仏習合の面からみれば、各宮との繋がりを結ぶために各宮でも朱印をお受けすることが必要だったのと今更ながらに思っています。

また機会はあるでしょう(苦笑)

 

中津宮の横、水琴窟に置いてあるのが「開運水みくじ」。水に浸すことで文字が浮かび上がり、運勢を確認することができる少し変わったおみくじです。関西圏では貴船神社などにもあります。

お守りに興味のない人も水琴窟は行きましょう。柄杓で水を敷き詰められている石の上にこぼすだけ。水琴の奏でる音に耳を傾けるのは良いものです。静かにしないと聞き取りにくいのは言うまでもありません。

心落ち着け、水面を揺らすように零す。その印象を自分の中へと、イメージしてみてください。

目を閉じ、自分の鼓動に耳を傾けるように、ざわめきは幾度か深呼吸することで解消されます。自分の中心で、自分がまっすぐに立ち、足元の静寂を壊すのではなく、揺らすように一粒の水滴が落下し、トンと触れるように融合する様を想像してみてください。

自分の中で広がっていく波紋を感じることができるかもしれません。

ゆっくりと自分の世界の隅々に広がっている波紋は…何かの始まりを示してくれているのかもしれません。

自分の心の声を聞き入れる気持ちを持つことができれば、いま見えている世界が、いま感じている世界が、違って見えるかもしれません。

疲れて立ち止まり、休憩していても問題はなく、心のままに動き出せば良いだけです。

心のうちにある水面を揺らすのは、自分以外の誰かかもしれませんし、自分が気付いたできごとの何かかもしれません。

動き出すときのきっかけは何でも構いません。いつ動き出しても、いつ止まっても誰かに咎められる必要はありません(物理的に止まって周りに迷惑をかけるのは除く)。自分の心のままに…我慢をして、努力をして、報われるだけの時代は終わらせてもかまわないのです。心の在りように正直に…

そんな事を水琴は伝えてくれているような気がします。

余談というよりは戯言ですが…【スルー化です(笑)】

この時の旅路の前、小生は大きな荷物を下ろしました。

責任という訳の判らない荷物は、自分で担いだのではなく、周りから押し付けられていることに気付くことができました。

何処にでもあるような話で恐縮ですが(苦笑)

小生が立ち上げ、継続させ、育ててきた会社があります。役員が自分たちでするというので手を引くことにしました。もちろん一般的な裏工作もあったようです。関知する気も、なかったので知りませんが…(当然、任期も決まり、引継ぎも完了しているので旅の予定も組めるわけです)

他から火の手*2が上がり、会社を潰す気かと騒がれます。小生が裏工作嫌いなので何もしていないので、小生が火を消すことはできません。

いわゆる無難な着地がありましたが、傍から見れば小生の立場は「乗っ取られ追い出された」そうです。手続き書類を確認すると事実とはかけ離れますが周りから見える世界とは大きく違うようです。

見方とは見る人の都合により大きく変わるものとこの時に再認識しました。

この時の小生の変化と行動を知っている人は、一様にして、良い判断と言ってくれます。それくらいに楽しそうになっていたようです。

知らず知らずのうちに、押し付けられている責任(経営と運営の維持と未来への舵取り等など)に、やりたいことと違っている・楽しんでいない感情が生まれていることに気付いていなかったのでしょう。よく心が壊れなかったと感心しています。

自己診断では1~2度怪しいところあったようですけど(笑)

いま楽しく働いています。不思議なもので体重も少し落ち始めています。普通に楽しく働いて時代に少しずつ戻って行っています。

…つまり太りだしたころからストレスだったのでしょうね(苦笑)

話が逸れましたが…水琴の前に立つ数秒の時間、自分との対話をしっかりとしていたようです。

水琴の澄みきった軽やかな音が自分の中にある様々な澱のように存在する悩みや蟠りを揺らし落として流してくれたのかもしれません。

心模様も美しく…そういう恩恵もあるのかもしれません。と小生にはあっただけかもですが(苦笑)

余談ですが…

小生が面白いと感じたのは、中津宮で受けられる*3「よくばり美人守」というお守りです。中津宮の祀神である市寸島比賣命が最も美しい女神であることから、このお守りを身につけることで女性はより美しく魅力的になれるといわれています。

最近は男性も買い求めるのが増えているとか…

ちなみにですが「よくばり美人守」は本体とは別に、美白・美髪・美笑・美形・美肌とそれぞれ異なる願いを賭けた5種類のパーツがあり、本体と組み合わせて持ち歩くことができます。

 

中津宮は小さな宮です。さらりと見て回れるからこそ、足を止めて、周囲を愛でるゆとりを持っておくことでえられる色々があるのかもしれませんね。

                 (江島神社 3につづく)

 

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*1:中津宮鎌倉時代から行われている最も盛大な祭り

*2:代表の解任動議が発生しました(苦笑)沈静化の提案もしましたが…

*3:浮ているものを購入して持ち帰る意です。いまさらですが…