女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【熊野三社巡り】3社目 玉置神社

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さて2週連続で詣ことになった玉置神社です。巡る順番が変わるだけで感じるものが変わるのは不思議なところです。様々な発見が転がっているパワースポットだけに、感じるままに、感性のままに、きこえる様々なものに耳を傾けるのも良いものです。

※例によって写真整理が終わりしだいこの一行は消えます。しばしお待ちを…

余談ですが…

いつもな感じで寄稿しかけて、その前に…

小生が紹介するのは「熊野三社巡り」です。熊野三山とは少し様相が違います。熊野三山は、本宮大社、速玉大社、那智大社の三社のことです。

熊野三山は、和歌山県の南東部にそれぞれ20~40㎞の距離を隔てて位置する熊野古道(熊野参詣道)中辺路によって結ばれています。三社は個別の自然崇拝に起源を持ちますが、三社の主祭神を相互に勧請し「熊野三所権現」として信仰されています。

『みよみがえり』とつかわれている言葉が合言葉のようですね。

三社巡りは、本宮、新宮、奥宮で、八咫烏が案内した場所とされています。その烏さんが、新宮、本宮、奥宮という順に案内してくれたら…と思うのはこの道中です(笑)

玉置神社

玉置神社にある玉石社には、神武天皇が御東征のとき十種神宝を鎮め武運を祈願されたといわれています。他にも、役小角空海が如意宝珠を埋めたとの伝承が残されたことで「玉」を鎮め「置」いたことが玉置神社の名由来になったとか。

古くより熊野から吉野に至る熊野・大峰修験行場とされています。平安時代神仏混淆となり玉置三所権現または熊野三山の奥院と称せられ霊場として栄え、選ばれた者だけが訪れることができる聖なる場所として位置付けされています。

平成16年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。

心流紀行

今回の旅路は八咫烏の案内という話にのって、です。

諸説ありますが、小生に教えてくださった方は、『八咫烏に導かれて熊野詣』と教えてくれました。詳しい内容は覚えていないけど…と前置きはありましたが、八咫烏が降りたったのが熊野本宮。いろいろ有ったみたいで向かった先が速玉(新宮)。ここで蘇り吉野越えを慣行することになった。とか…最後に「知らんけどね」と付け加えられましたけど。

諸説の伝承が残した神話には幾つかの無理が存在するのは当たり前のことです。情報が溢れている現代だからの矛盾も一緒に楽しみたいものです。きっと物事は単純なのだと思います。

例えば、八咫烏に言われ、神武天皇は、本宮から速玉へと宝玉を取りに行き、玉石社に宝玉を収めた。それは上皇に仕える一部の修験道が指示のもと天皇に伝えたのなら…神の使いにより、八咫烏が導かれ大峯山地を越えることになっても不思議はなく、意外にすっきりとまとまっているような気もします。

そういう想像もまた面白いものです。

平和と民の生活の安全を求めた祈願であってほしいと思います。

 

余談はこの辺にしておくとして、速玉大社を後にして、車は一路、本宮大社へと向かいます。三社をこの順でめぐると本宮大社の前を超えて玉置神社へと向かうことになります。単純に速玉神社からは2時間程度の道のり…のどかすぎて眠くなります。

熊野本宮大社から来た道をそのまま戻っていきます。国道311号線を右手に熊野川を望みながら走っていくのですが、時期によって水は少ない目です。正直、景色の変化は乏しいので、速度には注意が必要です。急がなければ吊り橋とかもあるらしいのでそれを楽しむのもありです。

国道168号線に移ってもひたすら走ります。熊野川が十津川に変わり、少しの速度オーバーが事故につながりそうなグネグネ道をひたすら走り続けます。途中サルを見ることができるような長閑な景色が続きます。道路の舗装や斜面の崩れ防止などされている関係か、餌を求めるように道路のわきに佇んでいるので、窓は開けないように。

「かわいい」と車を止めて写真を撮っている方もいましたが数匹の猿が車の上に飛び乗っていました。寒くなるにつれて餌の確保のために野生の血を騒がせるようなので気を付けましょう。どちらがケガをしても不幸いなるので、眺めながら通り越すことが一番です。

時々、湧水を汲んでいる人もいますので運転にも注意は必要です。

小生の場合は10時半頃の走行なので視界は良好です。気を抜きさえしなければ楽しくドライブができます。

完全に山道に入ると玉置神社の駐車場までまっしぐらです。あ、忘れてならないのは、168号線に移った段階で買い物をする場所が見当たらないということです。飲み物食べ物などは、熊野本宮大社付近で購入しておくのがベストです。途中にドライブインもありますが、季節によっては閉まっていることもあります。

玉置神社の駐車場にも一応食べ物は売っています。お母さんの手作りという感じの商品が売っています。味は好みが分かれるかもしれません。

昼前の玉置神社には参拝者がそこそこ来ています。ただ、境内の大きさからすると本当にまばらです。拝殿までの距離は「まだ?」と聞きたくなるほどあるので、気持ちゆったりと急がずに行くことをお勧めします。

修験道が修行の場に選んだ場所にあるという場所だけに…結構な運動です。ここで獲得できるもののひとつに健康があるかもしれません。普段運動をしていない小生にギフトが届くのは2日後です。筋肉が悲鳴を上げるやつです(笑)

鳥居の前で参拝前のあいさつを行い、顔を上げると、小生たちの前には誰もいません。何組かワイワイと進んでいったのに…そして珍客が現れます。

小生の前に烏が一羽舞い降りてきます。3社とも烏が姿を出してくれることに何となくの感動を覚えます。これが同じ烏だったら…と思いながら、そんな軌跡は起きるはずもなく…移動距離と移動時間を考えれば烏より早く動いているはずです。

ただこの烏、小生たちの数メートル前を歩いていきます。時々、振り返りながら、きちんとついてきているのを確認するように。そして、この烏ショートカット路を案内してくれます(苦笑)

玉置神社の参道は森林浴と軽い運動をするにはもってこいです。運動が嫌でも運動をすることになりますが…すぐ着きそうでつかない拝殿だからですが…長閑で柔らかい空気の中にいると時間と距離感が曖昧になっていきますが、きっとこの空間での森林浴が疲れをすっと抜いてくれるからかもしれません。後で届くギフトが怖いので無理のないペースで進んでいきましょう(笑)

拝殿での挨拶を済ませると肩の荷が下りるようにすっと軽くなります。目的は果たされたのか、何だかすっきりとした心持になります。

動き出す前、「無理かもしれない」と思っていたことが急に思い出されます。

朝起きる予定の時間が15分ほどずれ込んだだけ。家を出る時間も遅れ、予定が軒並み後ろ倒しになっていく中で、午前中に三社巡るのは無理だと、何処かで決めつけ、行動がとろくなっていた朝の時間を。

投げ出す前に、するだけのことをしてみよう。そう自分に言い聞かせ動き出すと車がempty。さらに余計な時間を取られつつも、高速道路の状況次第と気持ちを切り替えたつもりで…全く切り替えれていないことに今更ながら気付きます。

言い訳を重ねている時間が嵩んでいる。

実につまらない、ちっぽけさを感じます。

先週、「行けるでしょう」と軽く言った言葉。それを何も疑わんかった時間が、否定する時間を凌駕してくれただけかもしれません。否定と予期せぬ出来事の向こう側で、partnerは「なんとかなるでしょ」と口にしていました。

何かが変わるかもしれない。そんな思いが自分の心にブレーキをかけていたのかもしれない。変化への恐れがそこにあったのだろうか。いつの間にか、何かをするのに、する前から、できなことの言い訳を重ねていた。やらないことの言い訳を探していた。それに気付くだけで矮小な自分を反省したくなる。

答えはやった後で出てくる。

この時の経験が、いまの小生につながっていく。

ありがと。教えてくれて。そう素直に言える出来事だった。

相変わらずのスロースターターだと思う。やる前によそ見をしてから最後に動き出す。そのことは反省し変わっていくのだと感じている。

そして…1年が過ぎて、これをいま書いている私は、その日をどんな日にするのか、宣言して動いている。抽象的なこともあるけれど、それを成す自分は嫌いではない。

このブログも続けられるところまで…と最初に言い訳が用意されていたことに気がついた。無理をすれば続けることはできない。だから楽しくする。

玉置神社での時間も先を見て歩くよりも、足元を見ていろいろな発見の下で歩く方が自分のためにもなる。

言い訳は何にもならない。小生の成長への栄養にもなりはしない。

未来に出る答えの予測の意味はない。いまできる最良を、いま考えられる最適で、動き出せば結果はおのずから自らが予定した結果につながるぞ、と教えてくれたような気がします。

何となく照れ臭い感じのまま、partnerと樹齢三千年という夫婦杉に挨拶をして、駐車場に向かいます。鳥居の上からこちらを眺めている烏に気付くと数秒遅れで向こうが気付き、キッと睨みつけてきます。

この旅で何を手に入れたのかは、もう少し先の時間で気付くことになります。たぶん。

この旅を簡単にまとめる中で、もう一度来いと言われた気がしているからです。

でもきっと、行動は、「気になる」の段階で動き出すものなのでしょうね。

とりあえずは岐路につきます。

 

☆★☆最後までお付き合いいただきました皆様に☆★☆

最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。

感謝しております。踊った文字たちも喜んでいると思います。

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