女神の福音~心流紀行

縁あって訪れた女神の社にまつわるetc...

【大阪】法善寺

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この日、小生は、梅田から難波へと流れていきます。地下鉄でさらっと移動するのが乗り換えもなく一番楽です。が、天神橋筋にいた小生にとって、梅田までの移動距離を考えると… 時間があれば散策するのは良いものです。健康にもですが、お財布にも優しく、真新しい発見があります。一人散策の時のみ有効です。

難波に向かうのは、人の縁で知り合った方のLIVEがあるからです。小生はからっきしなのですが、気が付けば音楽に連なる様々な出会いがあります。

今回のライブの主催は、大阪は京橋で鉄板焼きをされている方です。テナーというヤツらしいです。専門的なことはよくわからないので、小生はただ行って楽しむだけです。

その前に少し時間的にゆとりがあるので立ち寄ってみたのが法善寺横丁です。【2023年3月19日ぶらり旅です】

法善寺

1620年代後半に宇治から移転したお寺です。その後、この鎮座する難波の場所に様々な影響を与えることになるわけですが、気になる方はリンクからご確認を。それだけで文字数が小生の規定数に到達しそうなので(苦笑)

ぶらり心流紀行

梅田から地下鉄で難波までは御堂筋線で一本です。少し目的地よりも離れたところに出るので歩くことになります。地下街をとっていくのも地上を通っていくのも誘惑が多い街です(笑)

小生は、地上にあがりまっすぐに戎橋(昔はナンパ橋と呼ばれていたかと)を目指します。グリコの看板が見える場所で、よく同じポーズをとっている人がいるのがナンパ橋です。結構、盛んにナンパがされていますので、興味のある方は見学も行けます。

動物の世界もそうですが、最終的に相手を選ぶという構図は女性(雌)にゆだねられるのは本能というものなのでしょう。何せ、子を宿し、守り、産み、育てるという一連の流れは男性(雄)だけではどうすることもできないことですから…

そんな光景は、コロナ禍でも盛んに行われていましたが、コロナ終息の兆しのある3月、異国の方もちらほらと増え始めたころには見られなくなっていました。一種の名物のようなものだったのですが、何となく寂しいものですね。

 

今回はそこまでいくのではなく、手前にある相生町通りへと入っていきます。付きあたりを左に折れると法善寺にたどり着くことができます。お寺というよりは、横町の方が有名な気もしますが…

観光される方の目当ての一つ?になっているのが水掛不動尊です。時々道を聴かれることがあります…飲んでいると…

それはともかくとして、何故に水掛が始まったのかというと、諸説あるようですが素敵な逸話を題材に(笑) 一人の女性の切実な願いが全ての始まりになったといわれています。

法善寺へ参拝にきた一人の女性は、お供えされていた目の前の水を手ですくい、不動尊に掛けます。「願いを叶えて欲しい」と仏さまにすがるように祈願する女性の強い思いが、他の人たちにも伝播し、“水掛け”の作法の発祥となりました。

水掛不動尊を包む苔は、願いの数だけ広がり、願いの分だけ育まれました。すべての命の源である「水」を、全身で受けとめ、いつも私たちの祈る姿を見つめています。

余談でしかありませんが…縁結び・・・素敵な出会いを求める人は、両脇の矜羯羅童子と制吒迦童子を男女にみたて、やさしく水を掛けることで…とか

苔事件があったので不動さんの本来のお姿を見られるようになりました。炎を背にした不動明王は、大日如来の化身であることは言わずもがですが、法善寺、太融寺清水寺と並び「大阪三大不動」のひとつとして、篤い信仰を集めています。

不動明王は、燃え盛る炎を背にし、右手で剣を握り、左手には縄を持ち、憤怒の表情で目を見開く姿で衆生の悪い心(貪・瞋・痴)や災いを焼き尽くし、切り裂いてくれるそうです。そのため悪い行いをしている人ほど不動明王の前には立てないともいわれているそうです。自身の周りに、不動明王のもとへ一緒に参拝できない人がいれば、その人の心根は悪い行為で満ちているのかもしれません。

 

余談ですが…この法善寺すぐのバーで待ち合わせをしたことがありますが、水掛不動尊の前を通らずに来た人は合流後もその前を通ろうとしなかったことがあります。彼の場合はそのあとお金の貸し借りによるトラブルが発生しました。小生たちが会っているころはお金をどうやって踏み倒そうかと企んでいたようです。償いが終わった後、沓掛不動尊をお参りしてからは憑物が取れたように良い表情をするようになり、件の友人とも酒を酌み交わせる中に戻ったようです。彼にとっては禊も含めて祓ってもらう必要があったのかもしれませんね…不動さんのご利益があったのかは知りませんが…

 

そんな水掛不動尊ですが、参拝される方は順番を守るように並んでいます。一定間隔をあけているのもですが、夫婦善哉の店の出入り口の邪魔にならないように配慮している人が多いのも印象的です。

昼間の時間ということもあり、境内の外に出そうなほどに並んでいますが、一緒懸命にお願いをしている人に「早く」とせっつくわけにもいかずに…

人々の祈り、それがこの不動尊と地蔵さんの苔を育てたわけですが…その苔を剝がしていく輩もいたとか…何とも寂しいことですね。

そんな事を思いながら、不動尊に向けて水をパシャっと。意外と難しいものです。

 

不動さんへの挨拶を終えてから、金毘羅さんの方へと足を向けます。徒歩10歩といったところでしょうか。いつもは素通りするのですが、この日は何故か足が止まります。此処までの不義理も含めて挨拶をしてから、写真を撮らせていただいたり…

良いのか悪いのか不動尊に小生の後ろに並んでいた欧米(らしき)ペアが小生の動作を真似て参拝されます。英語力が無さすぎて自己流であること、二礼二拍一礼が一般的な参拝方法であることは告げられません。あまりにも堂々と、迷い無くされるもので、日本人の方が首を傾げながら見様見真似をしていきます(苦笑)

 

ところで金毘羅さんは何の神様でしょうか。

有名なところでは、香川の金毘羅宮でしょうか。同じ名前で神社が在るということは、その逸話も似たような気もしますが…主たる御祭神は、大物主神。 航海の安全や豊漁祈願、五穀豊穣、商売繁昌、病気平癒等に御利益を齎すとか神様とされているようです。

商売繁盛の神様は大事です。しっかりとご挨拶をしてから、「お金がじゃんじゃん入ってくる~ぅ(ザキヤマ風)」と口に出しておくといいそうですよ。できれば笑顔で楽しく。この辺は恥ずかしがっている場合ではないので、陰を宿して口にするのなら言わない方が良いとか…折角なら、開運につながる行動を添えておきたい…と思うのは小生だけではないような…

 

参拝を終えて振り返ると本当に小ぢんまりとした空間です。それぞれに存在感を示しながらも、お互いが邪魔をしない空気を放っています。そして、参拝される方の何組かは、片方にしか参拝していきません。通路が隔てているせいもあるのでしょうが、何となく「こい!」といわれている時にしかいけないような気がしてきます。

何よりも、商売繁盛の神様と悪き心を払ってくれる神様。商売をする上で誠実であれと言われているようですね。

小生は、この地に来るときに、どちらかにだけしか詣りができないような仕事の仕方はしないように、と肝に銘じることにしました。

新しい出会いと存在に感謝です。

因みですが白龍山…龍との縁もあるのかもしれません

 

 

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