銭洗辨財天をあとにして鎌倉駅近くにある鶴岡八幡宮に向かいます。前回も近くまで来ていたのですが、あまりにも渋滞で断念したのですが…今回は辨財天が鎮座していると聞いたので辿り着けるのならと向かった神奈川紀行第3弾です。
鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府を築いた源頼朝とゆかりの深い神社です。 鶴岡八幡宮の歴史は、源頼朝公の祖先・源頼義が、由比ガ浜に源氏の氏神として八幡神を祀ったことからはじまります。 その後、1180年に源頼朝公が現在の場所に遷して、現在の鶴岡八幡宮の基礎が造られました。
心流紀行
鎌倉駅前から八幡宮へと向かう道は結構混んでいます。時折、partnerがお店に買い物に行こうかな?と口にするくらいにゆっくりと進みます。ただいざ行動しようとすると車は進んだりするのです(苦笑)
車は横浜鎌倉線の方へと進んでいき、一番奥の駐車場に入ることができました。
駐車場から八幡宮の方へと向かうと御谷休憩場があります。豊島屋が運営している休憩場のようです。ちょっとした和菓子と珈琲が飲めます。partnerは初めて見た鳩サブレを購入していました。多分パッケージが違うという感じかと…
今回利用した駐車場は、八幡宮の裏手側になります。境内図を確認すると一番近いのが本殿になります。境内に植えられた木々が日陰をつくり、涼を感じさせてくれます。夏の日差しに対する優しさのように感じます。
江ノ島で手に入れた扇子がとっても役立っています。
裏手から本宮に向かったことで、人はまばらでしたが本宮は何処からこんなに?と思うほどに人がいて渋滞気味です。
鶴岡八幡宮のご祭神は「応神天皇」「神功皇后」「比売神」の3柱です。 これらの神様はまとめて「八幡神」といい、勝負ごとや仕事運、安産、金運などの神様として信仰されています。これら様々なご利益は境内にいくつかの神様を祀る社があるからともいわれています。簡単に全ての宮に挨拶に行きなさい!という意味なのかも(笑)
本殿での参拝を終えて、本来通ってくるべき参道を眺めてから小生は目的地にしている辨財天社へと向かうことに。駅からくると最初にある社になります(笑)
本殿から階段を降りると茅の輪くぐりがあります。これは…ここまで来ると縁といってもいいかもしれません。小生はまっすぐに茅の輪の方へ行きかけて、悪魔くんが囁きをこぼしてくれます。
「そこに社務所があるぞ!朱印を貰えばそこまでいかなくてもいいぞ」と。
確かに茅の輪くぐりと会談を挟んで逆側に列のできている社務所があります。
この囁きに後押しをされて、朱印を先に貰おうかな?という気になります。が結果は、辯天社に行ってください、というものです。他の社の朱印はそこでもらえますが、辯天社だけは貰うことができません。…残念。
茅の輪くぐりで邪念?を祓ってもらうことにします(笑)
そしていよいよ辨財天社。意外に遠く感じます。
旗上弁財天社は、八幡宮境内に入って右手側すぐにある源氏池に浮かぶ島に建てられています。源頼朝の旗挙げに際して家運長久の守護神として弁財天が現れ、霊験があったと伝えられたことで、北条政子が建立したものとも伝えられています。
祭神は、多紀理毘売命、市寸嶋比売命、多岐都比売命の宗像三女神です。
弁財天像も安置されていたそうですが、その弁財天はどれなのか?という諸説あるようですが、それが解らないのもひとつのロマンですね。
ただ神奈川の辨財天は裸婦像が多いのは…それも調べていくうちに軌跡が見つかると面白いですね。
社は改修中で全容を見ることができなかったのは残念ですが…もう一回来い!というところなのでしょうね(笑)
まぁそれはそれで味があるものです。
本殿と違いこちらは人はまばらです。どうやら観光バスの駐車の関係で本殿に人が集まり、境内全てを見て回る人は少ないとか。御利益の神さん方はあちらこちらに鎮座しているので目的ある方は廻られるのがさらに良い縁をいただけそうですが… 広さに対して滞在時間が制限されるのが観光バスのつらい処ですね。
少しのんびりと社をぐるりと回って参拝。全ての神社でできるわけではないですが、社の裏(後ろ)側で声を掛けるほうが、神様が声を聴けるという説もあります。
拝殿での挨拶をおえて、ご朱印をお受けして駐車場へと戻っていきます。
途中かき氷を購入して…本殿への階段は上がらずに境内から出て外回りに駐車場に向かいます。真面目な話、本殿への参拝を終えたとはもう一度階段を上がろうという気にはならない気温です。八幡宮の外周をのんびりと歩きながら涼やかな風に癒されます。
人生、急いで山を登らないといけないこともありますが、無理にそれを持続する必要はないのだと感じます。大人になった、老いた、と色々な言葉がありますが、息切れをしないように歩んでいく事が大事です。
時に急げるのは地力を持っているだけのことで、それが当たり前になれば疲れます。疲れ果てて座り込むような無理は、周りにも心配を掛けることになります。意外と走っている時には本人は気付かないものですから、周りが気遣うのも大事です。
慌てなくても、きちんと立ち位置を俯瞰してみれば、同じ場所に辿り着く道は見つかります。急ぎ過ぎて、心を亡くす方も居られますが、その「いそしい*1」は、周りを見てできているモノなのか足を止めて考える必要がある瞬間もありますね。
小生のpartnerは、自分のことは置いておいて小生を気遣ってくれます。それに甘えるあまりに、何度か息切れを起こさせています。一緒に歩んでいるpartnerなのに面目が無いと最近にして氣付きます。
護られている分、護る存在として成長したいものです。
少し長い坂を歩きながらふとそんな事を考えます。
無理して最短を上がったわけではなく、頼まれたことを処理していたら最短を上がれるようになった。それだけのことですが、いつの間にか自分のスタンスを崩さない分、まわりが助けてくれていたことに氣付きます。
足を止め、振り返るとpartnerが「どうした?」と微笑んでくれます。ちょうど坂の真ん中くらいでしょうか。セカンドキャリアに足を踏み入れて半年、足を止めて、振り返って、先を見直すにはちょうど良い日になった7月7日です。
そういえば、回れるのなら、と思っていた神社仏閣5か所の真ん中の地…こういうのもひとつの縁ですね。
☆★☆最後までお付き合いいただきました皆様に☆★☆
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。
感謝しております。踊った文字たちも喜んでいると思います。
読者が増えると小生が喜びます。
意見情報をいただけますと小生が成長できます。よろしくお願いします。
*1:気が付く範囲で平仮名できさいしています